リッピングとは、CDやDVDなどの音楽・映像データをコンピューターに取り込むことを指します。しかし、これらの行為が著作権法に抵触する場合があります。
現在の日本では、リッピングによる著作権侵害が厳しく取り締まられています。2012年に改正された著作権法では、著作物をダウンロードしただけでなく、アップロード（共有）することも違法行為と定められました。
また、2019年6月には、改正著作権法が施行され、海賊版対策として「ネット上での著作物のアップロード（共有）」が刑事罰の対象となりました。これにより、リッピングした音楽・映像データをネット上で共有することは、違法行為となります。
ただし、個人的な利用目的であれば、CDやDVDから自分でコンピューターに取り込んで保存することは認められています。しかし、転売や再配布などの商業目的で使用する場合は、著作権法に違反するため注意が必要です。
リッピング違法化の現状は、著作権保護意識の高まりに伴い、ますます厳しくなっています。個人が所有するCDやDVDを自分で取り込んで保存することは認められていますが、ネット上で共有することは違法行為となり、罰則が科せられる可能性があります。したがって、個人が楽しむためだけにリッピングする場合でも、適切に法律を守り、著作権侵害にならないようにすることが重要です。
